ファイルストレージの使用に基づいた、信頼性が高く、かつ統合された請求システムは、サービス指向のITインフラストラクチャを採用している組織においては、不可欠であると言えます。
またサービスプロバイダにとっては、そのビジネスモデル上、エンドユーザが請求される根拠、またはファイルサービスの使用の計算方法が正確かつ分かりやすい、透明化の高い能力を持つことは基本的要件となると言えます。
解決できる課題
ファイルサービスの利用または割り当てられた容量に基づいた、公正で透明かつ自動化された請求システムの確立。 |
お客様が自分で、ファイルサービで生成しているスコストの根本的な理由が理解できるセルフサービスポータルにアクセスを可能にする。 例えばお客様の組織内の職員が格納しているファイルのコンテンツを分析など。 |
ファイルサービスのコスト配分への初めのステップは、課金システムやショーバックの導入。もし組織がその時点でほかのサービスの課金システムを実行していなければ、少ない労力で変更が管理できる。 |
鍵となる機能
セルフサービスポータル上のコストダッシュボード コストに関するファイルサービスの使用統計と詳細を表示することができます。予算額を設定し、その予算に対しての使用と成長についてもハイライトさせることが可能になります。 |
既存の課金システムとの統合 既存の課金システムとNSS を統合し、ファイルサービスの提供にかかるコスト配分について、請求への支払いまでの流れが確実に行われるようにします。 |
機能例
完全な非構造化データ環境(SMB / CIFSファイルシステム、 NFSエクスポート、SharePoint、OneDrive for Business、Azureなど)の使用状況解析によってファイルサービスの使用レベル(保存されたデータのTB)に基づき、コスト計算に使用できる |
データ・スチュワードシップ・フレームワーク(Data Stewardship Framework)で、利用可能な機能を使用し、特定のコストセンター、部門、ビジネスユニット、または顧客に、ファイルサービスの使用を関連付ける。 |
容量割り当て(クォータ)を個々のユーザまたはグループ毎に設定し、その割り当てられている容量に基づいてコスト計算に使用できる。 |
ADの統合、共有フォルダ名の文字列を利用、サードパーティのソリューションとのプログラミング統合、外部データソース、または手動で入力したラベルを使用して、割り当てられた容量と、それに関連するコストセンター、プロジェクト、ビジネスユニットまたは顧客に関連させる。 |
オープンデータベーススキーマ(MS SQL)とマニュアル化されたAPIにより、既存の課金システムとの統合が容易になる。 |
セルフサービスポータルには、組織内の関連するユーザやグループ(最大20人)がアクセスすることができる。そこでは、ファイルサービスの使用状況分析が提供されているので、将来のコストを自ら推測し管理できる |