「Northern Software Solution」の導入により、ストレージ管理の効率化、可視化を推進

人々の“はたらく”をよりスマートにするために、一般オフィスから様々な業種や現場を含めたワークプレイスの変革を、テクノロジーとサービスのイノベーションで実現している株式会社リコー様およびリコーグループ様。同社では、国内リコーグループのITサービスのセンター集約を推進。その一環として、会社ごと、部門ごとに導入されていたファイルサーバを同一基板上に構築されました。その際、求められていたのが、ストレージ管理を容易かつ適正に行えるツールでした。そこで導入されたのが、Northern Software Solutionです。

容量の上限設定が行えるクォータ機能により、データ容量の増加を管理・抑制。また、会社はもちろん、部門、プロジェクト、個人など、階層を気にせずフォルダ単位で使用状況を確認できる可視化により、適正かつ詳細なストレージ管理が可能となっています。さらに、ツール導入により運用管理の方法が統一されたことで、管理者にかかる負担も軽減しています。

利用状況の可視化と、管理作業の平易化により、運用管理もスムーズに

「以前の環境では、データ容量管理のために内製のシステムを使っていました。そのため、管理が属人化してしまい、改修や障害に迅速に対応できないという課題がありました。また、グループ各社からもクォータ管理を行いたいという要望もありました。そこで、ファイルサーバの集約に伴い、誰もが容易に管理できるツールを導入することになったのです。当社の要件とコスト面から最適と選んだのが、Northern Software Solutionでした。導入後、まず感じたのは、見やすいという点です。度のフォルダの上限容量がいくらで、今どのくらい使っているか、ほぼリアルタイムに更新されるので、利用状況を正確かつ視覚的に捉えることが出来ます。また、今まで把握できなかった下流の階層まで確認できることで、費用の適正化にも効果があると思われます。管理工数が削減され、属人的なサポートの課題も解決されており、今後はデータ運用のポリシー策定にも活用していきたいと考えています。」

株式会社リコーデジタル推進本部 セキュリティ統括部
セキュリティ戦略グループ 山田裕也 氏

既存システムからの移行もスムーズ

「今回、Northern Software Solutionは、リコーとリコージャパン、リコーITソリューションズに導入しました。中でもリコージャパンでは、社員2万人一人一人にフォルダを提供しており、導入に当たっては、以前のシステムからCSVを取り込む必要がありました。こうした面倒な作業もレスポンス良く対応してくれたので、スムーズに移行できました。」

フォルダ名そのままでクォータ管理が可能

「以前の内製システムでは、フォルダ名は英字だけでないと対応できませんでしたが、今回のツールは、Windowsのフォルダ名そのままでクォータ管理が可能になっています。階層を気にすることなく、どの階層もフォルダ単位で管理できるため、より細やかな管理が実現できています。さらに、組織変更などに伴う修正も容易に行えるため、これまで手作業で行っていた部分がかなり省略化できました。」

手間がかかった運用管理の自動化を実現

「これまではプロジェクトや部門からの申請を受けて容量を割り当て、上限を超えて利用しないか、監視が必要でした。超えた場合には、申請を変えるか、容量を減らすか手動で通知しており、手間がかかっていました。今回、クォータ管理が可能となったことで、こうした手間が解消され、管理者の負荷も軽減されました。」

リコーITソリューションズ株式会社
経営企画本部
WSDIタスクフォースマネージャー
田中智 氏

利用者への分析情報の提供により、適切な利用を推進

「ファイルサーバには、アクティブなデータと保存しているだけのデータがあります。Northern Software Solutionではフォルダの使用状況を可視化できるので、利用者自身がデータの必要性を判断できるようになり、ストレージ利用の適正化が進みます。それにともない費用も圧縮できるのではないかと考えています。」WSDIタスクフォース:山本定光 氏

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