導入事例
カナダ最大の銀行の一つであるA銀行は、将来へのイノベーションやビジネスの簡素化の推進を含む顧客中心の戦略を重要視しています。しかし、これらは優先度・重要度が高いにも関わらず、これまで銀行のデータストレージの管理プロセスでは特に注目されていませんでした。非常に詳細でかつ戦術的なレベルで構成された制御システムは、管理の複雑さが増す一方で、逆にユーザーの効率を低下させていました。ノーザンと提携し、A銀行はユーザーデータマネジメントを通して明らかな改善を得ることが出来ました。
A銀行には4万人以上の従業員がおり、1,100の支店を通して1,100万人以上のお客様にサービスを提供しています。銀行業界や金融業界では典型的であるように、この大手カナダの銀行は政策主導の組織です。2012年にノーザンにコンタクトを取ったとき、A銀行は、既に広範で複雑なデータ量とコンテンツ制御メカニズムを持っていました。既存の非効率的で管理が面倒なソフトウェアの切り替えを検討したとき、ノーザンのソリューションであるNSSの技術的な点を中心に議論されました。担当チームは、NSSのユーザーデータマネジメントのソリューションが、以前のデータストレージソリューションでは成し得なかった重要なメリットを提供しているとすぐに理解しました。さらに内部の効率を高めるという想定外の利点もありました。NSSの管理実装では、ポリシーに変更や例外などが必要な場合でも、ITチームを追加で含める必要がありませんでした。
ポリシーのコントロールのため、NSSを段階的に実装し、徹底的にテストした結果、このA銀行のIT管理者は、より少ない管理でしっかりしたソリューションを得、ストレージ環境内の以前は制御されていなかった部分で、ポリシーを展開し続けることが出来ました。
さらに、彼らはノーザンのユーザーデータマネジメントへの広い範囲にわたるアプローチに価値を見出しました。ノーザンの方法は、コントロールを考慮するだけではなく、ユーザー生成データのインサイトを得ること、さらにその情報を銀行内に広めるというものでした。このプロセスの最初のステップは、ノーザンのディスカバリー・アナリシスによる徹底的なデータ分析の実施でした。この最初の調査と分析によって複数のメリットが得られました。A銀行では、この分析で銀行内のユーザーデータに関して懸念される領域を確認し、クリーンアップや再構築のための迅速なアクションを開始させました。さらに上級管理職に対し、プロジェクトの根拠を提供しました。
A銀行はITサービスマネジメントプラットフォームであるService NowとNSSを統合する作業を開始しました。この統合は、関連するディスククォータとファイルブロックポリシーが共有作成時に自動的に設定されるように、ストレートにワークフローの組み込みからはじめました。最終的には、銀行が雇用のライフサイクルを通して、従業員のデータの完全なるインサイトとコントロールのツールを得ることが目標です。
このカナダの銀行とノーザンとのパートナーシップの戦略における大部分は、銀行のストレージソリューションをクラウドベースへと移行する計画を中心に進められます。銀行の担当チームは、ノーザンが、クラウドソリューションへの移行を管理できる数少ないキーソリューションの一つであることを発見しました。データがクラウドに移行されると、組織の追跡能力が減少し、ダークデータはますますダークになります。ノーザンと提携することで、A銀行は、これらの新しい課題に対応するために必要なツール・専門知識を得ることが出来ます。
Discover the advantages:
- ファイルサービスの使用管理プロセスの簡素化
- データ所有者をデータ管理の実践に関与
- ワークフローを拡張してデータ放棄の防止
- データガバナンスとコントロールの向上
- 正確なポリシー設計を可能にする完全なインサイト
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